元なでしこジャパン監督・佐々木則夫が悩んだ女の派閥と掟！現在は退任へ

元なでしこジャパン監督の佐々木則夫は東京・帝京高で主将としてインターハイ優勝、高校選手権4強。明治大学を経て、1981年に日本電信電話公社に入社。大宮の前身の電電関東、NTT関東でプレー。1991年に現役引退後、NTT関東監督、大宮の強化育成部長とユース監督を歴任。2006年から女子のU-17、20日本代表監督などを務め、2008年からなでしこジャパン監督に就任。2011年のW杯で初優勝。2016年3月でなでしこジャパン監督を退任しています。

なでしこジャパン佐々木監督も悩んでいた女の派閥と掟とは

2011 FIFA女子ワールドカップで優勝をし話題になったなでしこジャパン。国民栄誉賞の受賞にはかなりの反対の意見もありましたが、当時テレビメディアなどで引っ張りだこ状態だった。テレビでは綺麗なところしか紹介してませんが、女子だけの世界なので、やはりそこにはドロドロの派閥関係や問題もあったようです。

「2012年のロンドン五輪の予選で佐々木監督がもっとも悩んでいたことは、戦術ではなくて、誰と誰を同部屋にするかということだったそうです」（スポーツ紙記者）
そして、中国での予選の結果、なでしこジャパンは見事にロンドン五輪出場を決めた。
抜群のチームワークで勝ち抜いたものの、個性が強い選手が多いなでしこ。
そんな個性の強い彼女たちの部屋分けに佐々木監督は苦労したようです。

なでしこのおしゃれさんこと、川澄奈穂美選手と部屋が一緒だったのは、同じチーム所属の田中明日菜選手。
「川澄は田中のことをあすなと呼び、田中は川澄のことをなほと呼びあっている。いつも姉妹のようにくっついていますよ」（女子サッカー関係者）　

マスコミの注目度NO1だった丸山桂里奈のルームメイトは、同じフォワードの安藤梢選手。
ふたりは当人同士だけでなく母親同士も仲がいいという。
「佐々木監督は選手達の相性をどこで調べているのでしょうか？安藤さんのお母さんも、また部屋が一緒だったわって電話でいってましたよ」（丸山の母）
なでしこの当時キャプテンの澤穂希は、大野忍選手だったようです。　

絶対的な存在である澤の後ろ盾と最大派閥の威光を武器にして、大野はある問題を起こしていたという。
それは鮫島選手に対してだった。
「大野が鮫島をいじりすぎるというんです。大野はプレーだけでなくルックス重視でマスコミに取り上げられる彼女たちに対して、反発心もあったみたいですね。大野にとって丸山は年上の先輩、川澄は神戸のチームメイトですし、おのずと予先が鮫島に向いたのでしょう」（スポーツ紙記者）
大野は鮫島にしているいたずらとは
「取材エリアで報道陣の質問に答えている時に、鮫島の後ろを通る時にいたずらしたり、宿舎の部屋を荒らして鮫島の私物を隠すんですよ。彼女は、調子に乗ってるんですよ。鮫島がドM？そうなんですよと笑っていってますからね」
ツイッターで合コンをばらされた熊谷選手もなでしこは、上下関係は厳しかったとつぶやいていた。　

厳しい上下関係で、先輩は絶対服従というのが、なでしこの女の掟なのだ。
部屋割以外でも、バスの席順なども優先などがあったようだ。
そのような女性の派閥を上手にまとめた佐々木監督は間違いなく日本一のサッカー女子代表監督でした。やっぱり女だけの世界ではどこも同じようです。

そして、2012年7月のロンドン五輪ではリーグ初戦でカナダに勝ち、続くスウェーデンと南アフリカにはいずれも引き分けだったが3大会連続でリーグ戦突破。準々決勝でブラジルに勝利。準決勝でフランスに競り勝って初の決勝進出。決勝でアメリカに敗れたが銀メダルを獲得。

佐々木監督は2012年9月までが日本女子代表監督の任期だったが、これまでの指導力と実績が高く評価されサッカー協会から続投要請。日本女子代表監督の続投を受け入れた。

2014年5月の2014 AFC女子アジアカップでは日本代表を初優勝に導き、自身にとって3度目の挑戦でアジア初制覇を達成。

2015 FIFA女子ワールドカップでは2015年7月の決勝戦では前大会同様にアメリカ合衆国との一戦。なでしこのスタメンは、FW大野忍、FW大儀見優季、MF阪口夢穂、MF宮間あや、MF川澄奈穂美、MF宇津木瑠美、DF岩清水梓、DF熊谷紗希、DF鮫島彩、DF有吉佐織、GK海堀あゆみ。決勝トーナメントに入り4試合連続で同じ先発メンバーで臨んが、前半で4失点を喫し、2-5で敗れて女子ワールドカップ連覇はならなかった。

2016年のリオデジャネイロオリンピックアジア最終予選で3位に終わり、出場権獲得を逃したため佐々木監督は同年3月に代表監督を退任。2016年4月、十文字学園女子大学副学長に就任。現在はJ1大宮アルディージャからトータルアドバイザーの就任要請がきているそうです。